「伝導材料としての炭素材料~IoT社会を拓くユニークなカーボン材料」
 様々なものがインターネットにつながるIoT。ますますITが進化する時代のニーズに合わせて,電子部品などの先進材料に対して軽量化,薄層化,小型化,ハイパワー化(高電圧・大電流)が求められています。これらを実現するための高電導材の開発が盛んに行われています。また,発熱量の大きな電子デバイスを用いる製品分野が拡がるのに伴い,電子材料などから発生した熱を効率良く逃がす放熱材料のさらなる開発が求められています。
 本セミナーでは高電導・熱伝導材料の開発を行っている企業の方々に自社の研究開発状況ならびに今後の展開などを講演していただきます。炭素材料研究,電子,エネルギーデバイスの開発などに取り組まれている方々の多数のご参加をお待ちしております。
日 時
平成30年1月26日(金)10:00~16:45
場 所
日本教育会館(〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2‐6‐2)
TEL:03‐3230‐2831,URL:http://www.jec.or.jp/
主 催
炭素材料学会
協 賛(予定)
日本化学会,電気化学会,応用物理学会,日本セラミックス協会,日本表面科学会,日本金属学会,日本吸着学会,日本MRS, 触媒学会,表面技術協会,フラーレン・ナノチューブ・グラフェン学会
定 員
80名
参加費
正会員(協賛学協会含)・賛助会員 25,000 円, 学生会員(協賛学協会含) 5,000 円,
非会員 35,000円, 学生非会員 10,000 円(消費税及びテキスト代を含む)
プログラム
- 10:00-11:00
 グラフェンの視点から見た炭素材料の電気伝導および熱伝導
 (法政大学)高井和之
 1)グラフェンの電子構造
 2)グラフェンおよび炭素材料の電気伝導
 3)グラフェンおよび炭素材料のフォノン構造
 4)グラフェンおよび炭素材料の熱物性
 5)おわりに
- 11:00-12:00 
 炭素材料の熱伝導関連部品への適用可能性
 ((株)サーモグラフィティクス)竹馬克洋
 1)高熱伝導性の炭素材料の特徴や構造
 2)用途及び市場動向
 3)熱対策部品への利用方法
 4)熱抵抗、信頼性評価
 5)まとめ
- 13:30-14:30
 グラファイト・ポリマー複合体の新規作製法とその特徴および用途展開
 (積水化学工業(株))野里省二
 1)はじめに
 2)新規複合材料(エッジ剥離グラファイト/EExG)の作製方法と特性
 3)用途展開1;リチウムイオン電池用導電性添加剤
 4)用途展開2;リチウムイオン電池用負極材料
 5)まとめ
- 14:30-15:30
 銅炭素複合材について
 ((株)アカネ)砂本健市
 1)銅炭素複合材の特性と利用
 2)天然黒鉛の表面改質
 3)複合材の燒結
 4)複合材の劣化
 5)その他
- 15:45-16:45
 高熱伝導性グラファイトシートの特性と応用
 ((株)カネカ)西川泰司
 1)グラファイトシートの作製
 2)グラファイトシートの特性
 3)グラファイトシートを用いた放熱技術
 4)グラファイトの応用技術
申込方法
WEB上の手続きによる申し込みをお願いいたします。
登録完了後,郵便振替票付請求書をお送りさせていただきます。参加費は1月18日(木)までにご納入ください(払込期日厳守)。当日の申込みも会場にて受付けております。
■参加申込に関するお問い合わせはこちら
炭素材料学会1月セミナーヘルプデスク
E-mail:tanso-desk[at]bunken.co.jp([at]を@に変更してください。)
FAX:03-3368-2827
■日本教育会館へのアクセス(会場までのアクセス)
http://www.jec.or.jp/koutuu/

