炭素材料学会先端科学技術講習会2023

「炭素材料とSDGs ~環境・エネルギー分野における応用展開~」

 近年、温暖化や異常気象の多発といった地球環境の急速な悪化が世界規模で問題となっています。一方で、豊かで暮らしやすい社会の実現には、継続的な経済発展は欠かせません。そこで、地球環境に配慮しながら持続可能な社会活動・経済発展を目指し、2015年9月の国連総会において「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。炭素材料は、二次電池・燃料電池をはじめとするエネルギー分野だけなく、有害な化学物質の吸着除去・水質改善といった環境浄化分野においても幅広く利用されている重要な材料です。また、航空機・自動車などでは、従来の金属構造材料を炭素繊維強化プラスチックに置き換えることによる軽量化が進み、大幅な省エネが実現されています。このように炭素材料は、環境・エネルギー分野において、既にキーマテリアルの一つであり、今後さらにその重要性が増すことが予想されます。
 本講習会では、環境・エネルギー分野において炭素材料の開発を行っている産業界・学術界の技術者・研究者をお招きし、基礎から研究・技術開発の最前線まで講演を行っていただきます。現在、当該分野および関連分野に関わりのある方々、また、これから取り組もうとされている方々のご参加をお待ちしております。


日時

2023年6月9日(金)10:00~16:35

場所

名古屋大学 東山キャンパス ES総合館内 ESホール ES会議室(変更になりました) 
(〒464-8601 名古屋市千種区不老町)
交通アクセス:https://www.nagoya-u.ac.jp/access/
キャンパスマップ:https://www.nagoya-u.ac.jp/upload_images/campus_map_jp.pdf
(ES総合館:C2④)

主催

炭素材料学会

協賛

日本化学会,電気化学会電気化学会電池技術委員会応用物理学会日本セラミックス協会日本吸着学会電気化学会キャパシタ技術委員会,高分子学会,繊維学会,日本複合材料学会,自動車技術会,日本水環境学会

参加費

(消費税及びテキスト代を含む)
正会員・賛助会員・協賛正会員 25,000円
学生会員(協賛学協会含) 5,000円
非会員 35,000円
学生非会員 10,000円

定員

150 名 60名(変更となりました)

プログラム(暫定版)

1. 10:00~10:50
高容量リチウムイオン電池用負極材料開発及び次世代電池開発状況(中国動向含む)
(株式会社NKエナジーフロンティア)小林直哉
2. 10:50~11:40
二次電池用次世代電解液の開発と炭素系電極・導電材の反応制御
(大阪大学)山田裕貴
<<昼 食 休 憩>>
3. 13:00~13:50
リチウムイオン二次電池における炭素系負極活物質の特徴と求められる機能
(プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社)武下宗平
4. 13:50~14:40
ナノカーボンを用いた高性能逆浸透RO膜による水質改善
(信州大学)竹内健司
<<休 憩>>
5. 14:55~15:45
自動車用CFRPの課題と期待値
(トヨタ自動車株式会社)重光 望
6. 15:45~16:35
“脱炭素”に“炭素”繊維で貢献~サステナブル炭素繊維と資源循環技術開発の最前線~
(岐阜大学)入澤寿平

申込方法

WEB上の手続きによる事前申し込みをお願いいたします。

郵便振替での支払を希望される方は, 学会HP から5月18日(木)までにお申込みください。
クレジットカードでの決済の場合,申込登録は,6月1日(木)まで受け付け可能です。

  • 郵便振替での支払を希望される方へは,登録完了後,郵便振替票付請求書をお送りさせていただきます。
    参加費は5月31日(水)までにご納入下さい(払込期日厳守)。

当日の申込みも会場にて受け付けております。
当日の申込みも会場にて受け付ける予定ですが、事前の申込で定員に達している場合は当日の受付は行いませんのでご注意ください。(なお、当日のWEBでの受付は、クレジット決済による支払いのみです)
事前の申込者数が定員に達しましたので、当日の申込・受付は行いません。

参加申込に関するお問い合わせはこちら

炭素材料学会 講習会ヘルプデスク
E-mail:tanso-koshukai[at]conf.bunken.co.jp([at]を@に変更してください。)
FAX:03-5227-8632