炭素材料学会先端科学技術講習会2025

持続可能な蓄電・発電を支える炭素材料

 これからの脱炭素社会の実現に向けて二次電池などの「蓄電デバイス」が鍵になると言われています。モバイル機器や電気自動車にとって最も重要な技術であり、太陽光や風力といった再生可能エネルギーの弱点である発電量の不安定さを克服するのにも蓄電デバイスが欠かせません。また、CO2を排出しない次世代のエネルギーとして水素エネルギーが期待されています。水素が広く活用される「水素社会」を構築するために必要不可欠なシステムが「燃料電池」です。燃料電池が「カーボンニュートラル」に貢献するためにも触媒の開発が重要となっています。
 本先端科学技術講習会では、持続可能な社会を実現に向けたリチウムイオン電池を始めとする二次電池、キャパシタ、燃料電池など、これらのデバイスに欠かせない炭素材料に着目して研究開発状況ならびに今後の展開などを講演していただきます。現在、二次電池などの蓄電デバイス、燃料電池などの発電デバイスの研究開発に携わっておられる方々、また、これから取り組もうとされている方々のご参加をお待ちしております。

日時

2025年6月6日(金)10:00~16:30(予定)

場所

関西大学梅田キャンパス 会場(8階ホール)及び会議室(701教室)

共催

関西大学

協賛(予定)

電気化学会、電気化学会関西支部、電気化学会電池技術委員会、日本化学会、近畿化学協会

参加費

正会員(協賛学協会含)・賛助会員25,000円、学生会員(協賛学協会含)5,000円、非会員35,000円、学生非会員10,000円

プログラム

(敬称略)

1.
最近の気候変動問題を巡るエネルギー・環境情勢の概要(仮)
((一財)日本航空機開発協会(元環境省)) 近藤智洋
2.
アルカリ賦活活性炭(マックスソーブ)の特徴とデバイス向け活用例
(関西熱化学株式会社) 塚﨑孝規
3.
高エネルギー密度と可逆的充放電の両立に向けたリチウム空気電池正極用炭素材料の開発
(北海道大学) 永石新太郎
4.
工業材料としてのメソポーラスカーボン(CNovel)と燃料電池触媒担体への展開
(東洋炭素株式会社) 森下隆広
5.
マリモナノカーボンシートの合成と水素利用デバイスへの応用
(東洋大学) 蒲生美香
6.
リチウムイオン二次電池向け炭素系負極材料の現状と今後の展開
(元 JFE ケミカル株式会社) 長山勝博

申込方法

郵便振替での支払を希望される方は、学会HPから5月15日(木)までにお申し込み下さい。クレジットカードでの決済の場合、申込登録は、5月28日(水)まで受付可能です。

登録完了後,郵便振替票付請求書をお送りさせていただきます。参加費は5月28日(水)までにご納入下さい(払込期日厳守)。当日の申込みも会場にて受け付けております(ただし、参加申込システムでの申し込みとクレジットカード決済での支払いのみとさせて頂きます)。

参加申込に関するお問い合わせはこちら
炭素材料学会先端科学技術講習会ヘルプデスク
E-mail:tanso-koshukai[at]conf.bunken.co.jp([at]を@に変更してください。)
FAX:03-5227-8632

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