脱炭素を本気で考える 〜炭素循環社会で活躍する炭素材料〜
近年,温室効果ガス,特に二酸化炭素(CO2)に対する社会の目は厳しくなるばかりで,CO2排出規制について,COP等の環境に関する世界会議では必ずトピックとしてあげられます.日本でも,2021年6月に地球温暖化対策の推進に関する法律の改正が行われ,2050年までに地球温暖化ガスの排出を実質ゼロとする社会の実現を目指すことが示されました.
ところで,上記社会実現のキーワードとして,「カーボンニュートラル」,「炭素循環」,「脱炭素」など,様々な用語が飛び交っているのが実態です.確かに,排出されるCO2の量をマネージメントすること,そして植物や新規技術(例えばCCUやCCS)によってCO2を固定化することは重要な課題といえます.一方で,炭素材料の過去の活躍の歴史を考えた時,メディアや政府の公式な資料にも登場する「脱炭素」は、化学そして科学的に考えたときに適切な言葉と言えるでしょうか? また,昨今の社会情勢の中で,この言葉が,炭素材料の普及における足枷にならないでしょうか?
学会団体の中では,日本化学会が,2022年9月に「科学(化学)的に正しい「炭素循環」を 我が国が目指す社会の用語として使おう! 」と声明を出しました.炭素材料学会としても,炭素という元素を材料として大切に使いこなすことを検討してきた団体だからこそ,「脱炭素」について,「炭素材料」の観点から考えてみるきっかけを設けたいと考えました.
今回,炭素材料学会内外から,炭素循環に関する第一人者である大学・企業の研究開発者に講演を頂きます.炭素材料や炭素循環に関わる方々の興味を持っていただける内容を準備しておりますので,ぜひ多数のご参加をお待ちしております.
日時
2026年1月23日(金)10:00~16:30
場所
オンライン開催
主催
炭素材料学会
協賛(予定)
日本化学会,応用物理学会,電気化学会,日本複合材料学会,繊維学会,フラーレン・ナノチューブ・グラフェン学会,エネルギー・資源学会,廃棄物資源循環学会,高分子学会,プラスチックリサイクル研究会
参加費(消費税及びテキスト代を含む)
【個人料金(1名のみ接続可)】
正会員・賛助会員・協賛正会員 30,000円
学生会員(協賛学協会含)5,000円
非会員 50,000円
学生非会員 10,000円
【グループ料金(最大5名接続可)】
正会員・賛助会員・協賛学協会正会員・学生会員(協賛学協会含)・学生非会員からなるグループ 45,000 円
学生会員(協賛学協会含)のみのグループ 7,500円
非会員を含むグループ 75,000円
学生非会員のみまたは学生会員(協賛学協会含)・学生非会員からなるグループ 15,000円
(※グループ選択は,以下の例をご参考ください。例3のように、個人参加とグループ参加とを組み合わせたほうがお得となる場合もございます。)
例1:正会員2名,学生会員(協賛学協会含)2名,学生非会員1名のグループの場合
⇒「正会員・賛助会員・学生会員(協賛学協会含)・学生非会員からなるグループ45,000円」
例2:正会員1名,非会員1名,学生会員(協賛学協会含)2名の場合
⇒「非会員を含むグループ 75,000円」
例3:正会員1名,学生会員(協賛学協会含)3名のグループの場合
⇒「正会員・賛助会員1名 + 学生会員(協賛学協会含)のみのグループ(30,000円+7,500円=37,500円」
講師
1.カーボンマネジメントの現状と将来(愛工大)近藤 元博 先生
2.座礁資源から作り出す炭素材料 (九大)中林康治 先生
3.資源循環に資するナノカーボン (京都工繊大)野々口斐之 先生
4.タイトル未定 (出光興産)田中隆三 先生
5.「水素社会実現に向けた政策動向とNEDOにおける研究開発プロジェクト (NEDO)後藤 謙太 先生
6.(仮)CO2と炭素材料 (民間企業)(相談中)
7.CCUとCCSの最前線 (名大)町田洋 先生
申込方法
WEB上の手続きによる申し込みをお願いいたします。
※受付開始は、10月下旬頃を予定しています
郵便振替での支払を希望される方は, 学会HP から1月12日(月)までにお申込みください。
クレジットカードでの決済の場合,申込登録は,1月18日(日)まで受付可能です。
登録完了後,郵便振替票付請求書をお送りさせていただきます。参加費は1月18日(日)までにご納入ください(払込期日厳守)。
参加申込に関するお問い合わせはこちら
炭素材料学会 1月セミナーヘルプデスク
E-mail:tanso-koshukai[at]conf.bunken.co.jp([at]を@に変更してください。)
FAX:03-5227-8632